部長から

 格技場に響き渡る気合の声、竹刀の当たる音。半分以上が「かっこいい!」「なんとなく?」などの思いで始めた初心者で、30人近くの部員がいる。こんなに人数の多いチームをいいものにするのもそう簡単なことではないし、顧問の先生も剣道専門でなく、経験者の数も限られている。それでも、近年の大会では入賞や全道出場など結果も出せている。自分たちで考え、意見を出し合い、決めて、稽古。夏は汗が滝のように流れ、冬は床がスケートリンクじゃないかというほど冷たい。辛くて大変な稽古の中でも、強みである「チーム力」を武器に、日々の稽古を積み重ねていった結果、成果が出ていると思う。剣道は「礼に始まり礼に終わる」武道であるので、練習試合の機会をつくってくださったり、部員のためを思って色々なことをしてくださる渡邊先生、山下先生をはじめ、多くの方々への感謝を忘れず、悔いの残らないよう、精一杯努力を重ねていきたい。